北山桂月・瑠那-小学生
2015.04.03  Iターン

平成20年度から併設校となった藤原小・中学校は、小学生が16人、中学生が9人と全校生徒25人の小さな学校です。年々子ども達が減って来ているものの、その中で転入してくる子ども達もいます。
北山桂月(かづき)くん・瑠那(るな)ちゃん兄妹は2009年に一家でここ藤原に越して来た若いIターン者です。移住して来たころはまだ3歳と1歳の小さかった二人も、今では雪深い冬も外で遊び回る元気な小学生に育っています。

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背丈よりも高く積もった雪の前で話しを聞こうと近づいてみれば、あっという間に雪合戦に強制参加となり寒さも忘れてさらさらのパウダースノーをなんとか丸めて投げ合いになりました。大人達は嫌気がさしてくる長く厳しい雪と冬も、子ども達にとっては天然の遊び場が広がる季節でソリで遊んだり雪合戦したり、かまくらを作ったりと寒さも辛さも無縁の様子です。

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自慢の子ども部屋を見せてくれるというので覗いてみると、そこにはお気に入りの玩具や図工で描いた絵、お父さんと一緒に作ったキリンの工作など、お気に入りのもので溢れていました。子どもながらにさすがは藤原の人間はやはり「遊び人」で、さながら秘密基地のよう。

両親の影響もあって、現在は近くのスキー教室に通っている二人は大会でも上位の成績を残す腕前に。雪が融け暖かい季節になれば今度は自転車に乗って近くを走り回り、山登りや川遊びといった自然をフィールドにした遊びに事欠かない様子。好きな季節は何?と聞いてみると、元気よく「全部」と答えてくれました。

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同級生も学校の友達も少ない状況でですが、それが当たり前と思っている子ども達は学校の休み時間にも元気に走り回って遊んでいます。
寂しさよりも周りにある自然環境で存分に遊べることが何よりも楽しいのですね。